やなぎだ耳鼻咽喉科(大阪府東大阪市西鴻池町)| 院長の部屋

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最近思うこと

2009,02,11

んまり政治的な話題はこのページにそぐわないと思いつつ、最近思っていることをちょっと書いてみたいと思います。

 世界中が100年に一度という経済危機に直面している2009年1月20日、黒人初のアメリカ大統領が就任しました。今回、選挙戦の演説や選挙の様子、就任演説、さらには就任記念コンサートなどなどをじっくり見る機会を得て、いろいろなことを考えました。

 それぞれの国が大きな試練に立ち向かおうとしている中、どうしてアメリカと日本のリーダー、そしてそれを支える民衆の姿勢はこんなにも違うのでしょうか? 200万人の聴衆がワシントンに集結し、その就任演説に耳を傾けるなんて驚くべきことです。それに対して自国の首相の所信表明演説の内容を、日本の人々がどれだけ記憶しているでしょう? そして、この日本で、オバマ大統領の演説集が大変売れているというのも不思議な話です(僕も思わず立ち読みしてしまいましたが)。

 また、日米のマスコミの政治報道の姿勢の違いはさらに際立っていると思います。 報道を見る限り、アメリカとその国民は、オバマ大統領という船長を得て、大きな困難に立ち向かう決断をし、大きな荒波に向け船出をしたと感じました(アメリカ国内の報道はよくわかりませんが)。これに対して、日本のマスコミはおもしろおかしく総理の悪口を書くばかりで、まったく自国のリーダーを応援する姿勢がみられないと思います。僕は、麻生首相を強く支持しているわけではありません。でも国が危機に瀕していることは事実なのだから、批判だけでなく、国民の団結を促すような報道はできないものでしょうか? テレビでも新聞でも、景気後退、リストラ、派遣切りと暗いニュースと悲観的なデータばかり。この現状を打ち破り、強く明るく生き抜こうという方向性はまったくみられない。これでは世間の人の購買意欲なんか減退して、ますます景気が悪化するという悪循環におちいるのは当然のことだと思います。人の批判ばっかりしていないで、 国民の気持ちをもう少し高揚させるような報道を心から期待しています。

 4年前には、アメリカに黒人大統領が誕生するなどは考えられませんでした。今、その支持率は68%だといいます。今回の大統領就任の一連の報道を見て、アメリカの底流にある民主主義とアメリカンドリームの精神は、やっぱり素晴らしいと思いました。ただ、忘れてならないのは、あのブッシュ大統領の支持率が2001年の9.11事件直後に92%、イラク戦争開始直後に75%であったという事実です。このあたりに、アメリカの覇権主義というか、戦争大好きな姿勢に、怖さも感じます。

 僕の中学時代に、田中角栄という「平民宰相」と称された首相がいました。高等小学校卒という学歴で、当時としては若い54才で日本のリーダーに上り詰めました。当時の日本は、高度成長時代の最後で、「日本列島改造論」という政策を押し進め、その強いリーダーシップから、就任直後は80%の支持率を誇っていました。演説が抜群にうまく、その独特の口調は幼心にも印象に残っています。しかし、最後は物価上昇と金権政治で激しい非難を受け、わずか2年あまりで政権を去り、さらには汚職事件で逮捕されました。オバマ大統領を見て、この田中角栄を思い出したのは、ちょっとひねくれた見方でしょうか?

 最近、マスコミで小さな田中角栄ブームが起きているようです。これは、国民の多くが、政治家にカリスマ性や強い政治力を求めているから、また彼の官僚を操縦する能力を記憶しているからだと思います。2世・3世議員はもういらない、というのが国民の総意でしょう。

 だらだらと書いてしまいましたが、どんな形であれ、この閉塞感を打破したいという気持ちでいっぱいです。人工衛星「まいど1号」を打ち上げた地元東大阪市の中小企業のように、明るく頑張っていきましょう。

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