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赤ちゃん初土俵入り

事務長の部屋

相撲2

回の更新から約1か月が経過しました。この間にも季節はどんどんと進み、特に朝晩は冷えこむ日が多くなってきました。やはり例年に比べて日中と朝晩との寒暖の差が大きいのでしょうか、風邪引きなど体調を崩される方も多いようで、当院もいつになく忙しい10月を過ごしています。

そんな秋の休日の一日、我が家では1歳2か月の息子を連れて、全国的にも珍しい「赤ちゃん初土俵入り」に参加してきました。

「赤ちゃん初土俵入り」とは、天橋立で有名な京都府宮津市の山王宮境内にある杉末神社の例祭で行われる神事で、毎年10月の体育の日に行われています。全国的にも有名な神事ですので、テレビのニュース等で見た事がある方も多いのではないでしょうか。神事の内容としては、化粧廻しにねじり鉢巻きの土俵入り姿に着替えた赤ちゃんが、行司さんに抱えられながら目には見えない神様と相撲を取り、結局神様にはかなわずに土俵に尻もちをついて負けてしまいます。その時に神聖な土俵の砂が赤ちゃんの体につくことで、健康を授かるというものです。

神事の受付は、当日に直接神社にて受け付けてもらいます。私たちが神社に到着したのは受付開始30分前の8時半ごろでしたが、その時にはすでに神社の境内のずーっと下まで人の列が延びていました。前に並んでいる方の話によると、今の時点ですでに受付番号が200番くらいになりそうとのこと。例年は参加者が250組程度らしいので、今年はおそらく新記録になったのだろうと思います。結局私たちは、受付完了まで約2時間かかりました。

相撲3

さて、それからさらに2時間後、いよいよ息子の出番がやってきました。名前を呼ばれて着替えの場所へ移動し、化粧廻しを巻いてもらうのですが、その途中からもう泣いてしまっています(笑)神主さんからご祈祷をしてもらい、次は自分の順番まで土俵の前で並んで待つのですが、その間もグダグダで、鉢巻きも自分で取ってしまう次第。これは相撲どころではないなあと両親とも心配していました。ところがこの息子、行司さんに抱っこされたとたん、突然に大人しくなって鉢巻きを外さないどころか、泣きもしません。後半は泣いてましたので、突然の出来事でびっくりしただけだったんでしょうが、本当にあまのじゃくな男です。

立派な神社の土俵の上で、化粧廻しをまいた赤ちゃんが、泣きながら神様と相撲を取る姿は、我が子でなくても本当に微笑ましくて可愛いらしいです。たくさんの人で境内は混雑していましたが、そこにはピリピリとした空気などは無く、境内にいるすべての人たちが大きな笑顔でとてもすてきな空間になっていました。ただし、赤ちゃん達だけは大泣きしていましたが(笑)

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